古民家 再生店舗

WORKS

 旧 日光市内は、言わずと知れた二社一寺を擁する門前町。

 本当の「日光」人とは、約1km余りある寺社と駅との界隈に住む人たちのことを言う。

 かつては相当にぎわったであろう、ここのメインストリート。しかしながら、自動車による観光に主力が移って、ここ30年の凋落は著しい。
 数百万人といわれる観光客の過半数は、車での来訪ゆえ、多くの店が通過されてしまう。

 寄ってくれないから、衰退するのか。やる気が無いから、寄ってくれないのか。いずれにせよ他人事でない、自分たちの産業について真剣に検討、対策をしなければならない時期に来ている。

 勿論これまで無策であったわけでなく。ちょっと前から、行政の補助金事業で、ストリートの歩道拡張と店並みリフレッシュの整備事業が展開されている。

 和風の店作りに統一しましょう、というのが主旨。

 それ自体良いアイディアであるはず・・・・・・・・・・なのだが。

 当社扱いの漆喰メーカーの担当者がそれを聞きつけ飛んできた。漆喰が売れるだろう、と思ってのことだ。

 しかしその実態は・・・・・、たしかに、瓦屋根、漆喰壁の店もあるのだが、改装を終えた店舗の中には、サイディング壁なんてものあって、これで、来客が、さすがに日光の家並みはすばらしい、とか綺麗、とか言ってくれるのか・・・・・・はなはだ???????。

 補助金事業とはいえ、あくまでも補助だからデザインや建材の統一まで、踏み込まずおのおのが勝手にやっている、という印象。インパクトに欠ける  と思う。

 その中で、昨年秋。古い家をそのまま、曳き家をしている現場が目に留まった。歩道拡張分逃げて、且つ建物に耐震補強を加えていたから、これはやる気あるな、と注目していた。

 瓦が乗っているだけで、サイディング壁にアルミサッシの新築店舗より、本来の趣旨に近い。

 冬に開店したようなのだが、週末だけの営業のようで、これまで訪問できなかったが、先の土曜日寄ってみた。

 女性が一人で切り盛りしているハーブのお店であった。「そーと・ぽーちぇ」という。入るなり試飲のお茶が出てきました。ウーン 良い香り。
 ウィークデイは会社員。週末だけ、自分の実家をお店に換え営業しているとのこと。

 私は新日光市民だが、本家市民の知り合いがそう多くはない。 本家日光市民の中には、合併を快く思ってない方も多いのだ。

 突然の訪問にもかかわらず、初対面の割りにこの通りのあり方など突っ込んだ話題にも話が及んで有意義でした。知り合いが増えて良かったし、今後もこの通りの展開にちょっと関わっていこうと思ってます。

 オーナーさん、またお邪魔しますね。

 

 

コメント

  1. くわでん より:

    おっ!また新しい『素敵な人』が登場しましたね。

  2. - より:

    親ばかの道書いたらここにきました。

  3. kouda より:

    今後どんな人生を送るかわかりませんが、素敵な生き方を実践されている人たちに囲まれて生きていければ幸せですね。

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