愛媛県宇和島近くに、友人の造園屋がいる。本業の傍ら、親戚が管理できなくなったみかん畑を代わって管理して15年くらいになるだろうか。
秋には温州みかんが、そして今頃は夏みかんが送られてくる。
「本業があるのに大変でしょう」的な心配は無用だと思っている。摘果など必要最小限しか手間がかかっていない、と想像しているからだ。当然農薬など散布する訳もなく、綺麗に拭いて出荷などの手間も最小限だろう。だから何時だって「ブス」みかんがやってくる。
しかしこのみかん。特に夏みかん、周りに配るとすこぶる評判がよろしい。みずみずしく、酸味もあるが、それを上回る滋味があるのだ、一言で言えば「野性味あふれる美味さ」
このミカン。少々気になっていることがある。40年位前の夏みかんは、震えるくらい酸っぱかった。良く砂糖つけて食べたものである。しかし「甘夏」と品種転換されて来て、文字通り甘くなった。しかし出荷時期がだいぶ早くなって当地では2-4月に店頭に並ぶが、今の時期は既にない。昔の夏みかんはまさに今頃だった。
そこでこの宇和島夏みかん。当初はもう少しオレンジ色の強い甘夏カラーだったように思うのだ。それが今では風体・色は昔の夏みかんそのもの・・・・・????。でも昔の夏みかんほど酸っぱくない。
この夏みかん。昔の品種のままなのだろうか?放任栽培でそれとも甘夏から先祖帰りしている、とか。今の甘夏も夏みかんの変異株だったらしいし・・・・。
ちょっとその方面詳しくないのだが、放っておいたら原種に近くなっていく、なんてことあるのかなあ?
先週のスロープ工事。移植して欲しい、といわれた夏椿(だと思う)は二色の花がさいていた、そう。しかし隣に普通の花が咲く夏椿があるんだが、いつの間にか二色じゃなくなってしまったとか。
掛け合わせて新種ができる、というのは子供でも知っていることだけど・・・親の木同士も影響しあう・・・・って有り???。
なんか気になってきた。ミカンの産地方面で事情通の方いたら教えてください。
コメント