旅の、ひとつの味わい方

LIFE
 血液型性格占い なんてのがあって、私はいろんな人格があるのに、4つの類型に勝手に分類しやがって思っていて。「何型ですか?」なんて聞かれるのが癪にさわるのだが・・・・・・何時も
「やっぱりB型だ」「Bですよね」「絶対そう思った」と言われ続けている。
典型的な、わかり易いB型気質らしい。そんな解釈本に目を通すと「確かに ・・・当たっているかも」

 東京にいた時分。全県から人が集まるから、複数の同県人の知り合いがいると、共通な気質を感じたりすることも多く「県民気質かなあ」なんて思うこともあった。若い自分、平均的な若者より長い旅をしていたものだから、現地で多くの人と触れ合うと、やはり気質というものを感じる。
 というか、旅に出るとそうしたものを嗅ぎ分けている自分だったりする。「九州男児」「会津っぽ」「かかあ天下」「自立心強い北海道女」・・・・・・代名詞が付いているような気質もあるくらいだし・・・・まあ日本人という範疇ではそう大差ないのかもしれないが、自分の生まれ育った土地の気質と無意識に対比している。鏡みたいなもんですな。
 海国か山国か。城下町、農村。家族観、社会観。寺が多いとか、伝統の祭りがあるとか、食物の違い・・・・・人格形成に大きな影響を与え続けているもの、気質というよりその土地に生きてきたアイデンティティーですね。

 知っている人、あるいは旅先で知り合った人が、どんな環境で形成されてきたのか、なんてそのバックボーンを伺う。物見遊山だけでなく、そんな風に街を見て歩くと、自分の街に無いもの(自分の中に無いもの)が沢山見えてきて、旅は飽きません。
  
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寿司一つでも、↓が瀬戸内の地魚を使った寿司。栃木で普通に食っている寿司って、遠洋から冷凍でくるものと、養殖ものがほとんどなんだ、と気がつかされる。美味いか不味いか、というだけでなく食物に対する価値観が違ってくるんだろう。

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