開票作業を覗く

LIFE
 選挙の開票作業って見たことなかったんです。これも良い経験と覗いてきました。
 9時頃だろうと、当たりをつけて会場の体育館にいくと。
 大きな三つのテーブルを囲んで職員が80名くらい無言で直立不動・・・・・・この間数分間・・・・何を待っているのか時刻なのか、投票箱の到着なのか???わからなかったけど、とにかくしばらくして「開始します」の号令がかかって、一斉に投票箱が開けられテーブルの上に用紙が山積みされる。
 日光は広くなったので、遠方の箱は後回しかと思ったけど、どうやら到着を待って一斉にやるらしい。
 空になった箱は頭上に掲げられ、手品で中からウサギが出てくる前みたいに、四方に「空ですよ」とアピール。・・・しかし・・・箱の隅のフレームに一枚くらい引っかかっていること多く・・・(´Д`)・・・慌てて取り出す人多数・・・・・。
 80名は各々担当候補者が決まっていて、その名前だけ拾い出す。それを候補者ごとに色分けされた回収箱をもって回っている担当に渡す。これが一次「仕分け」なんですね。
 箱は候補者ごとに3列作られたテーブルに運ばれる。ここに担当が8名位。ここが「二次仕分け」。人の動きを見ていると、ここからさらに第四のテーブルに運ばれるものもある。これが「疑問票」だと思う。つまり名前が正確でない、一字間違っている、なんてのが「審査」される部署ですね。もちろん隣の候補者名が混入してることもあるので、テーブル間で票がトレードされる。
 一次仕分け担当者が目前の票が無くなると、さらに三次仕分け、というか最終チェックの確認に廻る。こうして3回チェックされた票がカウンター(集票マシーン)に、二度かけられて100枚になり、最終的に500票単位で束ねられていく。
 この束がひとつの机に並べられていくんだが・・・・・・・ここまでは双眼鏡を使ってどの列が誰か特定できたんだが・・・・机が遠くてどの列が誰だかわからない???(上から見られれば良いんだがなあ・・・)
  しかしこれからが「焦る焦る(°°;)”((;°°)」
 審議されている票を除いてほぼ票がなくなったのに、3列の票の山がほぼ同数。
それまでにどうにか双眼鏡の目を凝らして、どの山が誰なのかわかってきたのだけど・・・・・・20山から21山。
 平木は2位みたい・・・Wは3位だ。
 でも次から次に審議された票が追加されて一位のAに近づいていく・・・・平木は疑問票が多かった(サチコと書かれている票が多いのか???)・・・・ついに二つの山は並んでしまった。
 そこで場内に最初の中間発表が・・・・・・なんかトップみたい。確認したくて、記者席に配られた報告書を後ろから覗き見る。
 98%段階で32票差でトップ。3位Wは700票余りの差。これで当選は確実!とは思ったが・・・・・・残り2%って何票よ、と頭の中で計算・・・・・どうあっても三位の逆転はないよなあ、とは思ったが。 事務所に「当確です」って伝えて間違ってたら取り返しつかないよな、と頭の中でグルグル (°°;)”((;°°)焦る。
 数分考えて・・・やっぱ当確でしょ、と事務所に連絡。
「それじゃ万歳しちゃって良いですか」
「ハイ   多分    大丈夫!   かなあ・・・・」なんて自分でも歯切れ悪い。なにせ初体験なもんで・・・要領が・・・・ちと怪しい。
 最後までいても仕方なさそうだったので事務所に戻ると、200人位の歓喜の輪が出来ていた。メデタシめでたし。

日光選挙区女性議員独占や女性議員の倍増を伝える本日の地方紙

コメント

  1. piljugina より:

    間違ってなくてよかったですね。間違っていたら大変な騒ぎどころではなかったですね。

  2. kouda より:

    > piljuginaさん
    落ち着いて考えれば、得票総数34000票余で2%って700票弱ですから、3位に逆転される可能性はゼロに近いのですが・・・・興奮もあり頭中整理するのに時間がかかりました。

タイトルとURLをコピーしました