我が家のハーツストーン・ヘリテイジの話題を久しぶりに書きましょう。
これまで書いてきたように、非常に特徴的でかつ扱いやすい機種です。
1 なんといってもヒートタイム。石の蓄熱性で朝まで余熱を維持する性能は鋳鉄機を上回ります。
2 炎の美しさ。誰でも簡単にド派手な二次燃焼炎を堪能できます。
そして今回声を大にして言いたいアピールポイントの3は
全くガラスが曇らない!
私の使い方は、点火・薪くべともサイドドアしか使いません。フロントドアを開けるのは、掃除の時だけです。一週間焚いたら、灰を受け皿に落とします。次の一週間焚いたらまとめて灰を搬出します。つまり二週間に一回しかフロントドアは開けません。
↓の写真が二週間焚き続けたヘリテイジのガラス窓。流石に飛散した灰はガラスに付着してますが、タール等でないので、濡れテッシュだけで綺麗に・・・。
大抵の薪ストーブにはガラスの曇り止め機能がついていますが、この大きなガラス窓が隅から隅まで曇らない、というのはそうそう無いストーブだと思います。
エアーウオッシュ機能が優れているのか、炉内が高温になるので焼ききれてしまうのかわかりません。
そんなわけで、大好きな炎がさして手間をかけず、二週間位一回の掃除だけで長時間楽しめる。銘品だと思います。
濡れ雑巾だけできれいになってしまう
コメント
昨日、地元の薪ストーブ屋へ2軒行き、薪ストーブを体感してきました。
ヘリテイジも展示されており(燃焼はしていませんでしたが)、外観のイメージの良さに、かなり好印象を抱きました。
が、サイドドアを開けて中を見てびっくり!!
ストーンの繋ぎ目のセメントが、無造作に塗りたくられた状態で固まっていたのです。
この製品のクオリティに、少し不安を覚えましたが、大丈夫でしょうか?
メイドインジャパンの尺度からすると・・・という疑念でしょう。細かな処への気配り、という点で彼の国と差違はあると思います。でも不必要な処に手間をかけない合理性、とも受け取れることもできます。製造工程はわかりませんが、底・壁・天板とも順次組み付けていくものと思います。組み付けてからだとモルタルのハミ出しは取り辛いか取れないでしょうね。
他社も接着モルタルのバリはそのまんま、というのが多いんじゃないでしょうか?はみ出たモルタルは接着強度には役に立たず。燃やしていいるうちに脱落します。この会社は石同士の接合部に「サネ」が入っており凸凹部分にモルタルが回るようになっていますので肝心の接合部のモルタルは簡単に脱落はしないでしょう。
前使っていたバーモントCは天板固定のモルタルが脱落してストーブの内外つながってしまいました。直してもまた別のところが脱落。最後には頭に来てモルタルやめて気密ロープを回して解決しました。ハーツストーンはフレームも含めてモルタル使用の部分が凸凹組み合うように作られているようなので、バーモントCよりもそうしたトラブルは起こり辛いと思いますよ。まあ絶対大丈夫と私が保証するものではありませんが。鉄より熱収縮が小さいのでその意味でも接合部は傷みにくいでしょうね。
手元に「薪ストーブライフNO22」があり、ハーツストーンの長期(2年)テストが載っておりました。編集長直々のレポートでしたが、全く各部分のヘタリはなかった、と書かれておりました。
ハーツストーン社の言では鋳物ストーブより長寿命、と言ってますね。私的には確かに有名欧州製に比して米国製の細かな作りは差があると感じますが、日本でのシュア上位の米V社、米D社よりは作りは良いと思います。他社CB機だとバッフル板などは消耗品です。ハーツストーンのエアーライザーなども最初に傷みやすいだろうな、とは想像してますが。こうしたものは10年使って傷んだらこれはしょうがない消耗ですね。
このブログの2013/12/22「耐火セメントの脱落」の記事で、既に書かれていた事でしたね(汗)。
チェック不足で、申し訳ございませんm(__)m。
> Mr.トリデさん
そんな古い記事まで読んで下さりかえって恐縮です。ハーツストーンはそれなりに長年石のストーブを作り続けているわけですので、早々壊れていたのでは信用問題です。人が作るものなのでどうやっても壊れない、ということはないでしょうが構造的にシンプルなこともあり、湿気など基本的なメンテナンスを怠らなければ長く使っていける機種だと思いますよ。
お久しぶりです。ヘリテイジ(エナメルブラウン)1年生です。初めての薪ストーブのため、他社のと違いがわからないのですが、操作が簡単で、ヒートタイムもすごいと思います。朝まで暖かく、もちろん熾き火がのこります。そんな焚き方が最近やっと順調になってきました。
それと、今回ふれております灰の処理ですが、自分は下の灰取り皿を使用したことがありません。炉内のスライドする灰落とし部分はどのようにしたらよいか今一わからないのです。どのように使用していますか・
> GYM MASTERさん
ヘリテイジの唯一の難点なのが、この灰受け機能ですね。灰受けのドアを開け、付属の金物でレバーの切れ込みを引っ掛けて手前に引きます。目の字にスリットが入ったグレード部がスライドして上下のスリット部が重なり下に灰が落ちる、という構造なのですが・・。燃え残りの炭などがこのスリット部分に噛んでしまいスムーズにスライドしません。閉める時も同様で綺麗に掃除しきらないとやはり噛んでしまいしっかりと閉まらない。火持ちの点でも灰を少し残したい当方としてはストレスが溜まります。灰受けのバケット部もちりとり構造で、受ける部分に灰がこぼれて残ってしまいます。ここの作りは×ですね。そんなクレームが多かったのでしょう。昨年のマイナーチェンジによりヘリテイジは灰受けボックス自体が無くなってしまいました(オプション扱い)。つまり燃焼室の灰をスコップですくえ、といことです。実は昨日そこの処も見たくて輸入代理店に見に行ってきました。貴方もそうしているのでしょう。現行機種がそうなってしまいましたからそれが一番の使い方かも。
> koudaさん
なるほど~、やはりみなさん灰取りの点では不満があるのですね。マイナーチェンジのことは最近知ったばかりで、どのように変わったのか・・・詳しくはみていませんが、見た目は前期型の方が好きです。サイドドアは左右選択の仕様、サイドの開閉もイキノックスみたいになっていたような・・・
何にせよ、灰取りはバケツ何ですね!!
スコップとバケツですね。
几帳面な方は焼き網でその灰を漉して、綺麗な灰と焼け炭を分けて、炭を戻す、なんて方もいます。