全部が対応しているわけではないが・・・・・。薪ストーブの煙突口は、本体上部方向か、背面方向か、と選択できる構造になっているものもある。設置する方としては、選択肢が二択あるのは有難い。
ユーザー様が、鍋やヤカンのせられるだけ乗せたいのよ、みたいな使い勝手優先で決められることが多いけど。部屋のスペースや、遮熱壁の問題、煙突の取り回し上の理由で、どちらかにこちらで推奨することもある。
当社展示場のデモストーブ・AKIMIXは、薪もペレットも燃やせる「ハイブリッド・ストーブ」なのだが、こちらも背面と上面の選択ができる。とりあえず入荷した時に上面出しで既存の煙突にセットしておいたのだが。こうすると小さなヤカンさえ置けないので今回背面出しに替えてみた。
元々このストーブは「対流式」という本体が二重の壁や天板で覆われている形式なのだ。薪ストーブって鉄の壁の内側は炎が燃え盛っているから表面温度が400度以上ある、というのはある意味正しいが・・・・こうした対流型のストーブは外れである。それほど表面温度が熱くならない。しかし直接輻射型より部屋の温度をあげるのは早い、という仕組みになっている。
AKIMIXはその対流型なのだが。上面取り出しでなく背面に出した場合は、上面口は「熱くなる=ヤカンが置ける」構造かと期待して改装したのだが・・・・・・。
結論から言うと、背面出しにしても・・・・・・・天板は対流式構造のままで、鍋やかんは沸騰するまで上がらない ということを報告しておきましょう。
うーん残念。フランス・アンビクタ社さん。もうちょっと考えて設計して欲しかったなあ。
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