リフォームで薪ストーブ工事、というものは、色々制約が多いものです。特に煙突の取り回しが大変。そこの設計が上手くできれば工事は半分以上終わったようなものです。
加えて今回は、
・本体を部屋のなるべく壁際に追い込みたい。
・最小の機種(ヨツールF100)だけど天板はフルに使いたい。というリクエストがプラスされ、背面抜きの直壁抜きという煙突工事の難易度が増しております。
何処が「難易」かというと。
①煙口の高さで正確に壁を抜く
②軒が高くて実測できず、目分量。壁厚も正確に測れないので多少の誤差。お客様が作るという遮熱壁の厚みがわからず、誤差を含む数値が必要。
そうした誤差が重なって大きくなると。壁持たせの金具の腕の長さが足らなくなったり、軒を逃げる曲がり部分の長さが足らなくなったりする。
そこが難易なわけ(二重煙突の長さって100cm50cm30cm位しかないので、どっかが数センチずれただけで何万円も追加しなければならなくなるし、どっか犠牲にしなければならなくなる)
まあ「遊び」というか調整出来る部分がまるでなくなるので大変なわけです。
まあでも結果オーライで上手く収まりました。フル二重煙突仕様+縦引き6m以上になりますので、横引きのデメリットもなくなり、試し焚きでも綺麗に燃えてくれました。最初F3の希望でしたが、F100にしてガラス窓が広いでのその意味でも炎が大きく見えて満足だ、そうです。
めでたしめでたし でした。
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