昨日に引き続いて接着剤の話題です。
昨日は私と左官職人がJAの倉庫内の塗床作業でした。同じころ、会社内では、デモ用床暖房システムの仕上げのタイル貼りが別の職人と、スタッフの手によって進行中でした。
こちらは、ゴムチップ状のベースの中につづら折りに樹脂配管が廻っております。
そのベース自体は、コンクリートビスにより店内の土間コンに締結されているのですが・・・・・・熱を加えた時に少々「暴れそう」が気がしてます。
床暖そのものは先週完成しておりますが・・・・試運転の際、ベースボードの中の樹脂配管が熱膨張のため、少々「動く」ことが判明しました。またその配管自体が、ベースボードより0.5mmほど出っ張っていることもわかりました。断面的に説明すれば、既存土間コンの上に、ゴムベースのボードが15mm、その間に刻まれた溝に、樹脂製の温水パイプが廻っております。その上に仕上げ材として、タイルを貼る予定です。
この部分は普通の家庭ではフローリング床材かタイルとなると思います。
当社では、タイル工事やってきましたから倉庫にタイルが余っておりまして・・・・・(;^_^A。タイルを使いました。
昨日も書きましたが、接着剤というものは、近年いろんなタイプのものが販売されております。
一般の方には、その素材が持つ特性・・・などわからないと思います。
で、…一般的には
最適◎ 適〇 場合によっては適 △ 不適× なんて素材に応じて適応表が書かれたりしていますけど・・・・それでも一般の方にはわかりづらいですね。
昨日使った塗材は「エポキシ2液」タイプといって、もう「何十年も前から強度的には一番」と言われる接着剤です。剥がれては大事故になる、外壁の石貼りなどにも使われています。
しかし近年外壁のタイルなどに指定されているのが「一液変性シリコン」タイプです。これは接着力もありますし加えて、「弾性」という特徴があり、地震などの振動や、下地のねじれ、などに追随するので、脱落のリスクが少ないんですね。
今回のように、床暖房、という熱膨張収縮がある場所には、まず必須の接着剤です。
そんなわけで、接着剤の組成数あれど・・・・基本は「適材適所」ということなんですが・・・・。
今回の施工。すぐに重しを載せて養生するように命じました。熱源パイプの方がボードより高い部分があるので、そのまま乾燥すると不陸が発生する恐れもあり・・・・。何よりも熱で動く可能性があるものは、そうした「遊び」が極小の方がネガが少ないだろうと考えるからです。弾性なので、伸びたままくっ付いちゃう場合もあって、具合が悪いんです。
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