夏は山上に限る

LIFE

何度も書いて申し訳ないが、新規の外構工事をお断りしていて、それで最近ようやく日曜日が休めるようになってきた。

気が付けば、今週は海の日で日・月と連休であった。

しかし宇都宮で37度の予報が出ていてエアコンがない会社事務所や自宅の部屋では少々居心地が悪いので、山に避暑にいくことにした。

近くの山でまだ行ってないところを挙げてみて・・・・・土曜日夜まで雨みたいだけど、日曜日は回復してくる、という天気予報を「良い方に」拡大解釈して会津磐梯山に行くことにしたのだ。

アフターコロナのこともあり、晴れれば、相当な人出だろう、登山口の駐車場は満車になるに違いない、と土曜日終業後現地に向かうのは何時もの判断だ。 麓のスーパーでツマミなど買い込んで入山口に向かうと先行者が一台だけ居た。

明けた午前5時。車は10台に増えていた。雨は上がったが、濃いガスに覆われている。

めげてしばらく車中で退避していた。眺望のない山に登るほどのマニアではない。若いころならまた来るわ、と下山していたろう。

しかし自分で言うのも何だが・・・・枯れてきたのか・・・・・展望が無くても、雨中でなければ山歩きだけでもよかろう、と踏ん切り付けて歩き始めたのが、6時45分。

大体コースタイム通りの9時に山頂に着いた。

 

という状況。ガスと強風でなんも見えません。登っている間に晴れてくる、という期待は空しいものになった。

でもまだ往復5時間ぐらいなら歩けるだ、という安堵感。それに涼しかったので、涼の取り方として山は一番、とそれなりに満足して下山に向かうのだ。

 

初めてきたので知らなかったのだが、東北の山にしては珍しく営業小屋があった。

営業と言っても宿泊でなく、茶店が2軒9合目に並んでいた。

北アみたいにヘリで荷揚げなんかしないだろうから、担ぎ上げる労力に敬意を表してコーヒーの一杯でも貢献しようと思っていたのだが・・・・。

メニューに「おでん」というのがあり、朝飯も未だだったから大いにそそられ・・・・・。

おでんとなれば、コーヒーは無いだろう・・・とつい缶ビールとオーダーしていた。

まだまだ枯れてないのだ。酒には相変わらず卑しい・・・・・・(;^_^A。

涼むことが第一の目標になっていたから、小屋のおかみさんと話も弾んで、ついもう一本お代わりしてしまい少々足元が怪しくなって…下山を開始する。

 

帰りも寄り道をする。入山口から1kmほどの処に廃屋があった。

かつての湯治場跡 中の湯 という。あー営業当時に来てみたかった。

 

湯舟であったろう場所からグツグツ泡が噴出していた。が、思ったほど熱くない。

いくつか確かめると一か所だけ、38度くらいあった。

このページの常連さんならご存じ。私野湯マニアですから。

こここのまま通り過ぎることできないんです。

スコップ片手に、掘り起こし、石を周りに囲んで・・・・原始温泉を作り上げる。そういえばミニスコップ車に積んであったっけ。取りに戻って掘るか・・・・・・・・。

しかし

下山途中で100人を超えるハイカーたちとすれ違っており、登山道脇のこの地点ももうすぐ下山する人たちでここは賑わうはず・・・。

皆さんご存じのように、図々しく生きてきたコウダなんですが・・・。

恥じらいとか、公序良俗の常識はあり・・・・・・。

ここでの入浴はご法度であろう、と判断。断念しました。

でも何時か、衆人に迷惑をかけず、野湯を楽しむ方法、時間、作戦を練って再訪したいものです。

 

車に戻れば、もうお昼近く。

このまま帰るには・・・・もったいない。でまた良からぬ遊びの虫が疼くのですよ。

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