当然今日もお仕事。商談が3件。前から続いているテラスリフォームの案件。
↓今日の日光道。もみじ狩りにいけないので、仕事道中で楽しむ。
そして薪ストーブの相談が2件。
うち一件は、先代が使っていた薪ストーブが稼働可能か見てて欲しい、というものだった。
実は同じ工務店が施工した薪ストーブの設置工事を過去に複数みてきており・・・・・写真を一見してその工務店の施工とわかったので、正直「色々心配」というのが事前の印象だったが・・・・・・・果たして・・・・・。
やっぱり、メンテナンス対策も含めて、
ダメな部分が多そうで・・・・・・チムニー内部も含めて「開腹手術してみます」という診断をしたのだ。
一応煙突掃除をする、という名目で料金を負担していただき、作業するが。今後の使い勝手やメンテのために、改造が必要ならその見積もりを改めて出します、という合意になった。
チムニーも問題多し
本当は一見して「使えない」「使ってはいけない」状況なのだが、別荘ユースなので「多くの部分で黙認して」使う方法を模索して、アドバイスすることにしたが・・・・・どうなりますか???。
もう一件は、わたし的に「門前払い」という案件。
このブログも含めて、良心的なストーブ屋のHPなどでは、本体よりも煙突が重要です、断熱煙突を使いストーブなりの煙突高が稼げないと燃えませんとPRしているんだが、未だに、煙突は排煙を出すだけのパイプと思っている御仁が多くて・・・。
平屋の壁抜きで、隣地境界まで30cmしかない軒先を煙突を通せという、煙突保持の櫓を組んだとしても高さ4mが限度だし、そのスペースでは強固な櫓は組めない、というと。梯子を埋め込んで支柱にしろ、という。
やはりホームセンターに置いてあるような径100mm程度のペラペラの煙突のイメージでいるようだ。断熱煙突はしっかり作ってある分重いから、そう簡単に伸ばしたり、支えたりできない。
しかしそれよりももっと問題なのが、隣家がやはり境界から1mもないところに建っていて、あちらは2階そしてベランダには洗濯物が干されていた。方角は西、つまりまともに日光連山の方角だった。
こちらは平屋。つまりこの家の屋根上は「負圧帯」と呼ぶ、隣家の東側に、山から吹き降ろす風が押し下げるように巻き込む。
つまり煙が流れないで、グルグル滞留してしまうのだよ。まして乾燥した薪など用意していないという・・・・。
まともに燃えない、とわかっている煙突工事は、基本遠慮するが・・・・。隣家からクレームが来るとわかっている煙突の施工も基本お断りしようと思っている。
商売でも、お客様のオーダー通りできない、やってはいけない、のが薪ストーブ屋なのだ。
ランキングポイントアップのため記事が参考になったなら、テラ銭代わりに下のバナーをクリックしてくださいませ。毎度のご協力お願いします。
コメント