薪ストーブとペレットストーブ 暖かいのはどっち

STOVE

大部分のストーブ屋を含めて・・・・

「ペレットストーブは薪ストーブほど暖かくない」と思っている人が多い。

これはある意味正しく、ある意味間違っている。

「こっちとあっちのストーブどっちが暖かいの??」良く聞かれることである。

各メーカー競争しているから、「当社はちょっとでもあたたくなる工夫をしてます」というのは良くある話。

ただ、ぶっちゃけ言ってしまえば

「ストーブの瞬間的な出力は、燃えている燃料の量に比例する」

つまり同じ太さの薪なら四本より六本入る燃焼室の方が暖かい。大きいストーブの方が熱いのだ。

それは子供でも想像できるだろう。

それに対して、ペレットストーブの燃焼ポットには、大きいものでも、両手ですくえるほどの燃料しか入らない。おそらく100g以下。薪が六本といえば、10kg超えるかも知れない。だからどっちが暖かいか?って序の口と幕内力士位の差があるのだ。

比較どころではない。

でもちょっと待って!!!。

この燃えている10kgの薪 どのくらい熱を発するの???

おそらく2時間も経てば、炎は消えて余熱が残っても半日だろうね。

しかしペレットストーブは10kgも燃料があれば、8-10時間燃え続ける。

木という燃料が同じカロリーを発生するなら、一気に燃やすか、徐々に長ーく燃やすかの違いと単純に考えても良い。

空間に放熱するカロリーは一緒でも、温度を下げないほうがより暖房力が高いと感じるらしい。

瞬間的な「熱さ」は薪でも、暖房能力はペレットのほうが優れている、ということ。それは私が自宅で薪ストーブを使い、事務所でペレットストーブを使っているから断言できるね。薪ストーブでは薪が20kgあっても11時間の暖房は厳しいが。ペレット15kgで同じ11時間フルに暖房できるのだ。

時々「薪(の手配)が大変なのでペレットストーブに替えたいが、能力が低そうで踏み切れない」という相談が寄せられる。

だから ↑のような話をする。

「絶対的な熱さは叶いません。でも寝ている間も燃え続けます。面倒みなくても黙って燃え続けてくれるんです」とか「タイマー点火で起きる前に部屋が暖まっているんです」。

 

つまり薪ストーブとは違う使い方ができるストーブなんです、という所をわかってない方、同じ尺度で判断している薪ストーブオーナーが多いのだ。

 

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