ちょっと前に紹介しましたが、農水省の出先事務所に立っている国旗掲揚ポールの取り替え作業です。
作業自体は、穴掘って、コンクリート製の束石を埋め込んで、ポールを鉛直に固定する。半日もかからない工事です。
最大の難所は、古いポールの撤去作業です。問題は、車庫の屋根の他3方が電線に囲まれていて、どっち方面にも単純に倒せないこと 。
穴を掘る都合があるので、持ち込む重機はミニユンボ。このバケットでポールを吊って置いてどうにか処置しようという作戦なんですが。問題はクレーンやユニックと違って3m位までしか腕が上がらないこと。
作戦のイメージとしては・・・・・
とりあえずスリングロープで固定して倒れないようにしておいて、土台柱と切断。
次に根元を作業員が支えながら電線に触れないように、ユンボのバケットを振り込みながら作業員が息を合わせて倒して行く。
言葉だと伝わらないですな。要は息を合わせることが肝要なんですわ。
電線といっても電話線と、100vの皮膜電線なので感電しないですが、切断してしまうと大変面倒なことになるのでね。
そこはそれ、工事を何度も一緒にやっている職人さんですから思った以上に上手くいきました。
↑この状態で根元を切断。しかし同時に支えていないと、ロープから上のほうが長いからひっくり返る。
チームワークよく無事撤去に成功。
鉛直にたてる事もこうした工事3回目なので、もう楽勝でした。
基礎石の天端に楔を差し込むことでポールの鉛直を出しておき、川砂を投入してしまうんです。3分の2くらい埋まれば、もう動きません。モルタルにすると粘って空洞ができたり、それを避けるために突っついたりするとポールが動いてしまいます。砂ならものの1分で完全に充填されます。
残りの3分の1はモルタルで固定します。
で、実際半日もかからず工事完了です。
最後にビフォア
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