ちょうど良い薪のサイズはストーブによる

STOVE
 当地も桜開花宣言です。冬が長かった割に、春が急激にやってきて例年より早いですね。自宅ももう三日火を入れていない。もう焚いても数日位でしょう。

 で、全く時季外れの記事を最後に書きます。
 よく適正な薪の大きさは?などの質問やネット上での指導を見かけます。

 「太さは二の腕位、長さは燃焼室の横幅一杯じゃない方が良い」
ある意味正しいのですが・・・・。

 ソープストーンで作られたストーブはちょっと違います。
 私は、二の腕位の薪は全体の3分の一位しか作りません。残りはその倍くらいの太さです。
 長さもウチのヘリテイジは53cmの燃焼室幅ですが、長さも45cm以上欲しいところです。
 どうして?と思う方がいるかもしれません。
 このページで何度か書いていますが、二次燃焼というのは、ガス化燃焼なんです。
  
 初期に投入した薪が熾火になって、その熱によって、後半投入の薪から燃焼ガスが出て二人燃焼するわけですが、その熱源が熾火だけでなく、熱せられたストーブ躯体からも薪を熱します。燃焼室を高温に維持できるのも、石製である特徴なんです。
 そうした石の特性から、一度巡航温度まで上がってしまえば、太い薪も焼けボックリが残ることなく、灰にします。太いことで投入サイクルが少なくてすみます。太くて燃えが悪いとは思ったこともないです。
 またその石の燃焼室内を満遍なく早く温めるためにも、短い薪はダメなんです。
 炎がガラス窓一杯に広がるような焚き方、というのが、もっとも効率の良いハーツストーン社ストーブの使い方です。(といっても特別な技は要らない、長めの薪を細→中→太 と燃やしていけば良い)

 証拠写真↓。

 先日今年初めて窓ガラスを拭きました(サイドドアしか使わないので、フロントドアを開けたのも3ヶ月ぶり)。3ヶ月使い続けた「汚れ」です。白い微粉末の灰が付着してますが・・・ヤニというかタール系の汚れは、四隅に少々ほとんど見えませんね。
 焚付と最初の薪以外は太いほうが面倒なく、長いほど効率が上がる。

・薪を細かく切ったり割ったりしなくて良いし
・灰が貯められるから灰攫いの回数も減るし
・フロントドアを開けなくて済むので炉台清掃も極小だし安全だし
・ガラス清掃も要らない
・メンテナンスコストも極小

 いろいろ弄りたい人もいるでしょうけど・・・・日中多忙な私にとって、世話なしに綺麗に燃え、一晩中暖かい、ヘリテイジは、最高のストーブですわ。






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