先日久しぶりに「薪狩り」をして結構身体にきた。「薪作りが大変になってきたから薪ストーブ止めて、ペレットストーブに替える」という御仁が毎年何人かやってくるが、自分も近い将来そうなるかもしれないなあ、何時まで薪焚けるかなあ・・・・・と忍び寄る加齢不安を思い起こして・・・、慌てて「まだまだ」と打ち消している自分がいたり。
それにしても日本の林業はどうなってしまうのだろう、という漠然たる不安は何時も感じる。当地は森と山ばかりだが、その多くは植林で、薪に適した雑木は少ない。薪ストーブユーザーとしては、燃料の枯渇が心配になってきそう。もう20年も前から森林組合の知り合いには、雑木の方が燃料用として、建材用より早く高く売れるよ、と進言しているんだが・・・・・。
その建材用も、原価割れで出荷しないと売れないようで。そのために伐採できず、伐採適期を過ぎた木が増え続けている。そんな状態だから林業後継者は先細り・・・補助金頼りで、間伐や皆伐がおこなわれている現状がある。
木材は古来より「適材適所」生活の中で利用されてきた。建築、建具、家具、道具、食器、燃料、紙、肥料、・・・・・。しかしそうした生活上の需要が激減してしまった煽りで、「もったいない」消費がおこってしまっている実態もある。
貯木場で薪を漁っていたら、樹齢100年以上というナラや山桜があって、これってちょっと昔なら、銘木問屋が喜んで買っていくよなあ・・・・・。
「太いのはチップ工場へ行くから置いておいて良い」と言われたんだが・・・・・これも粉砕してチップ??????あーもったいない。
とその奥には、もっと価値ある「お宝」を発見!。直径1m位あるケヤキ。これなら臼や太鼓の材料になるだろう・・・・・・これもチップ????あーもったいない。
コメント