「ペレットストーブが燃えないのよ」
この時期に必ず1,2件連絡が来ます。
顛末から説明してしてしまいますが・・・・・・残念ながら原因が故障であったことは、「皆無」。故障の少ないストーブなんです。
燃えない原因は主に二つ。
1 シーズンオフにつけていた排気管のキャップ(虫とか鳥の侵入防止のため)を外さずに点火した。
そして今日の原因
2 春に最後に焚いたまま燃料をストーブに入れっぱなしにしておいて、ペレット燃料が湿気って膨らんで、燃料送りパイプの中でモーターが動かなくなっている、という例です。
ペレットストーブは、燃料タンク下部からパイプ内スクリューモーターで上部に送り、そこから滑り台のように燃焼ポットに落下し燃やします。燃料の経路がN字のようになっているのは、タンク内に逆火しないためです。
パイプ内の燃料が僅かに膨れても、パイプ内側との摩擦抵抗が増えて、モーターが止まってしまうんです。
ですので、シーズンオフは必ず、燃料はストーブ内に残さないようにしましょう。
タンク内の燃料を掻き出す の図。
コメント
なるほど~「初心者あるある」ですねA^^;)盛大に燃え盛る焔に、大慌てだったお客様も一安心。そう言えば以前、ストーブシーズン終了近くになって、ペレット燃料を仕入れるべきか否か、こちらの主様もお悩みになったって記事がありましたね。業務用だと品質保証は絶対条件ですが、家庭用だったら自己責任で『干したらまた使える…?』なんてしわんぼsnaは考えてしまいますが、やっぱり不都合があるんでしょうか。いずれにせよ「ご利用は計画的に」、ですね。
> sna*****さん
ビニール袋に入った状態でしたら、ひとシーズン持ち越しても問題ないのですが・・・ストーブに入れっぱなしだと、不都合がおきます。燃えることは燃えるんですが。微妙に膨らんで搬入パイプが目詰まり状態になってしまいます。
『焔』HPにあるように、まさに「全力でサポート」の一コマ、snaの「初心者あるある」質問にもご回答いただき、ありがとうございました。