ペレットストーブ導入へ設計変更をお願いする

STOVE
 今日日曜日も、打ち合わせに二件呼ばれまして・・・・休みがなくなっても・・・・ありがたいことです。
 1軒はペレットストーブの現地調査でした。こちらの案件、「建築が始まった、導入を考えている」という打診でして。
 これって、当方としては・・・・・ちょっと焦ってしまう展開なのです。

 前々から書いているように、図面の段階(建築開始前)のプランニングが、薪ストーブ導入には必須。屋根の上に排気管を出すことが少ないペレットストーブでも、できれば、建築前に設置位置を決めておくべきでして・・・・・。
 まして施主様が・・・・・「何処に置くべきか、よくわかんないんだよ、迷っているんだよ」などと、来店されて言われると・・・・・・「早く図面持ってきてよ」と焦ってしまうわけでして・・・・。
 でも屋根が乗った、という段階で現地調査に呼ばれまして、これならまだ、間に合うかも・・・・と出かけました。

 果たしてその間取りは・・・・・・・・・・・。
 確かにちょっと難しい間取りでした。置きたいリビングは建家の中央でして、どちら側に壁抜きしても、4m位の横引きになってしまいます。これだったら、ご本人さんがつぶやいたように、薪ストーブのように屋根抜きがよかったかもしれません。が、もう屋根は葺かれています・・・・・・・・・。
 コーディネーター・コウダ。リビングを一周して、テレビや、リビングテーブルやら、隣接する部屋の間取りなどを聞き取ります。

 木質ストーブはエアコンと、決定的に違うのは、「団欒時に炎がよく見える位置」「燃料補給などの動線」というファクターにも留意しなければなりません。

 最終的に「ここがベター」と思った位置は、リビングから奥の部屋へ向かう廊下の入口でした。リビング部屋内なので動線的に邪魔でもないんですが、ストーブの奥行分内部に出っ張るのが気になります。
 「あれ、ここ(ストーブ置き場所)の裏側、何の部屋ですか?」。半間の間口、奥行1間の小さな部屋がありました。
「これは農家なので、外から出入りするトイレ」

 閃きました。「奥行1間も要らないですよね。排水パイプはもう設置されていますが、そのオフセットはなんてことない。1尺半(45cm)、トイレの奥の壁縮めて、その分内部を広げてストーブ置き場にしませんか?」

 こうするとリビング内部へストーブの出っ張りが半減以下になります。燃料補給の動線も勝手口近辺ということで申し分なし。

 この提案。大工さんの追加負担も最小限、ということで快諾していただきました。

 「いやあ、コウダさんに来てもらって良かった。懸案がすっと解決したよ」と喜んでいただきました。
 まあ着工前なら大工さんの負担も軽減されて、もっと良かったんですけど・・・・・・・・(^_^;)。とにかく新築家屋に、ペレットストーブを入れたい、という夢の実現に貢献できて良い調査になりました。○。

ちょとわかりづらい今日の写真。縦に並んでいる間柱1ピッチ分内部を増やす、その増えた分がストーブ置き位置。

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