昨日の土間コン打設。プロの職人二人と3人で作業。
当然社長は「手子」てこ です。
「手元」とも言います。
これは本職が仕事をやる、下準備とか手伝いの職をいいます。
昔生コン工場なんか無かった頃、左官屋が使うセメントを練る専門の人などを指していました。その後は本職の「見習い」みたいな位置づけになっています。
左官屋に就職しても、鏝など何年も持たせてもらえない、最初は材料運びやモルタル作り、片付け・・・・・・・・これが「手子」ですね。
昨日はポンプ車頼んでましたので、手子の仕事は概ね「バイブレーター係」。
初めてやりましたが、面白かった!(^O^)。
生コンって、粘性がありますから、そのまま流し込んだだけでは、内部に一杯気泡があって空洞になってしまうんですね。加えて鉄筋も抵抗になりますので、鉄筋に絡まず本来の強度が出ない。それでバイブで振動を与えて、気泡を追い出し、鉄筋に絡ませ、すみ隅まで行き渡らせるんです。
ポンプで配った生コンにバイブを差し込むと、すーと山が溶けるように広がって、そして内部の気泡があぶくのように浮き上がってきます。均し棒で引っ張るより早いし、かつ「アマ」といいますが、セメント成分が浮き上がってきて鏝も当てやすくなります。
両手塞がってますから作業中の写真はないです。↓長靴の脇にある棒がバイブの先端です。
国府田産業HP
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