スロープ工事二日目。後は生コンを打設するばかりになりました。
昨日の写真にあるように、途中に植木や巨石や築山があって、また飛び石や、送迎車が入れやすいように、玄関先の門柱替わりの庭石さえも、移動しながら奥から決めていってますので、結局残土が小型ダンプ1台だけ搬出しただけで、一個の庭石も無駄にせず再配置できました。手水鉢の石組みも再配置できました。移動した庭石は大小30個位。我ながら思った以上にうまくいった。わずか二日間の進行に施主様もびっくり、してました。
退院日に間に合わせる。お父様お気に入りの庭のイメージを崩しません。機能性のあるスロープを作り上げてみせます、と言ったプライドがあります。
先週の土曜日。下見にいきました。木曜日にこの庭を作った造園(川崎市在)に大切な庭木の移植を頼んだ、と聞いていたので、庭を作った人ならば、私の手に余る大きな庭石を持ち出して欲しい、と頼んでありました。その具合を見て、どの石を何処へ移動して、どういう手順で作業を進めるのが良いか、どの木は切るか、という段取りのイメージを作りに現場へ出かけたのでした。
ところが・・・・現場に着くと、庭石どころか庭木を移植した形跡 無し!。????
後で顛末を聞くと
「自分の作った庭を壊すことは嫌だ。他人(私のことです)が壊した庭ならまた直しもするが、スロープなら裏口の方から作ったら」と言って帰っちゃったそうです(°д°)
この日記の読者なら、私が何時も自信たっぷりに言い下していて、鼻につく。と思われているでしょう。しかし私には仕事へのプライドがあります。プライドを維持するって結構大変です。常に他人様から「何だかなあ」なんて言われないように、勉強や鍛錬を心がけています。
私の一大命題「どれだけ人様のお役にたてるか」
ただ言われるままやりません。自分の所見を述べます。より良い造作を共に作り上げることがスタンスです。
「庭木はもう諦めますから切って良いです」といわれて逆に燃えましたね。庭木の移植も3トンの庭石も移動してやろうじゃないか。
人にはいろんなプライドがあるのか、と思いましたよ。造園屋のおかげで私のプライドに火がつきました。
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