ハーツストーン・ヘリテイジの吸気経路について解説しておこう(マニュアックな話題だ)
吸気調整は、レバー一個のみとシンプル。
つまり、難しいこと考えなくても良い、暖まれば、自然と二次燃焼が始まる構造。
壁も、天板も一枚の石で出来ているから、外壁と内壁の間や二重天板にして空気を通す、などという芸当はこのストーブにはできない。
それで、苦心の空気経路が見られる。
本体裏側下部に、空気取り入れ口がある。ここから入った空気は、一次燃焼用として、底板の両サイドフレーム際を通って、前面に回り込み、窓ガラスの両サイドのフレーム内を通り窓ガラス上面の内側から噴出、もう一方は前面下部のフレーム内から、窓ガラス内側下部から薪に向かって噴出される。
これは本体左下にあるレバーで調整可能。
一方二次燃焼用エアーは、底板から本体燃焼室内奥の壁を垂直に立ち上がっているダクト内を通る。この間に加熱され、今度はサイド上辺のフレーム際を通ってバッフル板下部に3本巡らされたステンレスパイプに導かれ、二次燃焼させる。
特別凝った構造ではないけれど、石で壁や天井を作っているから、角部分にあるフレーム近くを取り回す苦労が見て取れる。
それでいて、横幅も53cmの薪が入るし、燃焼室の容積も充分確保されている。
早く燃やしてみたいなあ・・・
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