2年くらい前に施工させていただいた別荘なんです。こちらは浴室から山を眺めながら涼んでいたい、というご主人の要望で、坪庭を持った石貼りのテラスを浴室から外に出る部分に追加しました。その目隠しに人工竹のフェンスを奢ったんですね。パネル形状でなくて、一本一本細竹を使った高級品です。ちょっとした温泉旅館に負けない位のテラスができて、喜んで頂いたんですが・・・・・。
結果的に高級過ぎたのです。
割り竹に似せたパネル製品なら完璧目隠しフェンスですが、細丸竹を並べたフェンスは人工とはいえ、一本一本はリアル竹形状ですから、隙間があり光は漏れます。
こうなると夜、内部で人がいて、明かりが灯れば、身体の何処其処は見えなくても、シルエットと言いますか・・・・人が居ることは遠目からもわかる!!! というのがクレームというか、改善要望です。
ご主人は当初から「まったく気にしない、これでOKOK」ということだったんですが・・・・。
奥様は、そこはそれ女性ですから、人が夜に歩いていないような所なんですが・・・気になってしまうのでしょう。
さてどうするか????・・・・・・。
テラスをブロックで作った際に竹フェンスを内側に作ったので、ブロックの天端が少し余裕がありました。
ここに新たなフェンスの支柱を埋め込むプランを考えました。
ここに柱が立ちそう↓
しかし・・・・・
これが微妙な寸法でして・・・・・。細かな問題は書きませんが・・・・。ミリ単位での修正工作に・・・・・・用意した道具が上手くフィットせず、結構な苦労をすることになりました。
こうした現場は当然社長自ら陣頭指揮なのですが・・・・・。道具だけでなく、仕入れた部材の修正加工などの段取りも必要になり・・・・追加の部材やら・・・・結構頭使いましたが・・・・・何とか納まりました。
ビフォア
アフター
屋上屋を架す、という感じではありますが・・・・・・・要望を叶えるのが私の仕事なのでね。
使ったのは、F&F社の樹脂フェンスです。縦張りは工作が結構大変ですが「渋く」納まりましたね。
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