春日灯篭設置工事完了

WORKS

しばらく前に「春日灯篭が売れた」という記事を書きましたが、今日が設置工事でした。

 

何分・・・・・・

先方が・・・・・・

日和が大切・・・・

と言うものですから・・・・・・

仏滅を避け・・・・

しかし他の工事の進捗もあるし・・・・

予定した日が3度も荒天で順延になり・・・・

やっと今日施工になりました。

 

しかし朝から雨がシトシト降っており・・・・

天候待ちで、待機。しかし仕事や職人の予定もあり・・・・是非とも今日施工したいもの。

1時間経って、なんか雨も止んで来たので・・・・GO!なのですよ。

 

実は私、灯篭設置は20年ぶり位でして・・・・ちょっと不安もあるのですが・・・・こちらも灯篭は初体験の職人さんとのタッグ。自信のない素振りは見せられないのですよ。

 

この作業の最大の難所は、基礎石を水平に設置出来るか???これができれば、半分以上工事は完了したようなものです。

春日灯篭は、主に、6個のパーツを鉛直に積み重ねていくことで出来ています。

しかし今回の高さ8尺というものは、一個一個のパーツは重量が重く、そう簡単に動いてはくれません。

基礎石は一番重く500kg位あります。底面はロープワイヤーが掛けやすく抜きやすくするためわざと中央部がえぐれてます。つまり四角くないのです。

これを水平に設置するためには、四隅の下地の高さはバラバラになります。

しかし石灯篭ですから総重量は軽く1トンオーバーです。不等沈下して倒れたら・・・・洒落になりません。

レベルだけのことではないのです。基礎石がレベルで、なおかつ沈まない造作が求められます。

下地砕石40-0だけでは心もとないので、栗石を四隅に叩き込、加えて楔状の石でレベルを出していくのですが・・・・・・。

そうは簡単に行かない。最初からこれが一番大変だとわかっているので、根気よく、ユニックで上げ下げして、基礎石の下に栗石を叩き込んでレベルに近づけていきます。

この作業に2時間近く費やして・・・・・どうにか基礎石が水平に設置されました。これで午前の作業は終了ですが。これがしっかりできれば、後は重ねていくだけだ。。。。

 

実は灯篭の各パーツというのは厳密にスクエアにできているわけでもないから、一段づつ重ねて行く事にレベルを確認していくわけだけど・・・・・。

つまりその微調整に、細かな砂{珪砂}をパーツの間にマブスわけで・・・・今回は一箇所だけで済んだ。

パーツが思ったより精緻に工作されていて、助かりました。

で、基礎石が設置できれば、後は重ねていくだけです。

かっこよく 決まりましたね。

まあ春日灯篭ですから足元隠すようなデザインが求められますが・・・。

今回は設置のみです。

暖冬のおかげで、春の花が咲き始めており、見栄えが良い写真が撮れました。

 

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