大谷石の目地について

WORKS
 日光門前街の湯葉料理店。外装大谷石貼り本日完了です。
 営業開始は月末とか。
 旧日光市役所や着物レンタル「うたかた」さんのちょっと駅より道路向かい側です。
 是非ご来店くださいませ。
 
 さてこの外壁に貼った大谷石。ドライアウトに気をつけなさい。と前回書いたけど。もうひとつ注意点を上げるなら。目地材の詰め方である。
 
 表面が荒れたブリック(レンガ)もそうだけど、大谷石はフラットに見えて、沢山気泡やらミソと呼ぶ、黒い弱い部分があって、そこに目地材が食いついてしまう。通常タイル目地は、「塗り目地」と言って、タイル表面に付いてもお構いなしに、目地材を押し込んでいき、固まる前にふき取って行くのだが。こうすると濃い色の目地材だと大谷石の表面に汚れが残ってしまう。
 
 それで、大谷石の目地詰めは、「一本目地」と呼ぶ、生クリームを化粧に絞り出すように、袋に詰めて目地の奥に充填し、それを目地鏝で押さえていく。それなので、手間もかかる。
 

コメント

  1. 髭爺 より:

    あぁ、そうなんですね。
    これから大谷石を積んでいくので、参考にさせていただきます。
    とはいっても積むのと張ったのの目地とでは違うのでしょうが。

  2. kouda より:

    積み石でも、貼り石でも後で目地材を入れる工法の場合、注意点は基本的には一緒です。ただ積み石の場合は、モルタルをそのまま目地材として押さえてしまう場合も多いと思います。

タイトルとURLをコピーしました