ログハウスの穴開け

STOVE
 一般の方は家の壁がどんな構造になっているか?関心を持つ方は少ないかもしれません。しかし我々ストーブ工事業者は、薪ストーブの煙突やペレットストーブの排気管を壁に穴を開けて抜く、という作業がもっとも緊張し、もっとも気を使うパートです。 
 壁の中には「間柱・筋交い・配線・補強金物・断熱材・防水シート・・・」などが入っておりまして。どこら辺にあるのか家の工法やら状況証拠で類推しますが・・・・例え設計図があったとしても全ては想像しきれないのが普通です。
 実際金物や間柱、筋交いに当たってしまうことも多々ありますし、ストーブの位置が決められていて、確信的に あえて切断覚悟で穴を開けることもあります。
 
 そうした穴開け作業でもっとも大変なのが、ログハウス。ログを15cm位くり抜かねばなりません。でも本当は「楽」なのです。手間は食いますが、壁の向こうに何かあたりりゃしなか?と心配しての作業がなく、気兼ねなくできるから。
 
 でも今回は、ログ連結の通しボルトの位置を確定してから、またビルダーの意見を聞いてから、との施主様の意向で施行日が延期になりました。
 そして昨日。当初の予定の位置から変わって上方に抜くことになり、曲がり部材も増えました。その分本体が前に出来てきてしまうのですが・・・・まあストーブより躯体第一ということで指示通り貫通させました。
 お正月にお子さん、お孫さんたちに暖かい部屋で、おじいちゃん、おばあちゃんの配慮の設置です。その時の明るい笑顔が浮かぶようでした。
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コメント

  1. piljugina より:

    ストーブの穴あけもいろいろあって大変ですね。頑張ってください。

  2. Mr.トリデ より:

    これは、10日の記事の続きですかね?
    やはり薪ストーブは勿論、ペレットストーブも、後付けは望ましくはないのですね。
    私も今の自宅に取り付けることができるか、可能性を探ってみましたが、薪ストーブはまず無理、ペレットストーブも場所をとるタイプの機種は置けず、場所も実用的とは言いづらい所しかなく、新築時から設置できていればと、残念に思っています。

  3. kouda より:

    > piljuginaさん
    何時も穴開けはおっかなびっくりです。

  4. kouda より:

    月曜日は、新築中の物件に下見に呼ばれました。柱など構造体が組み上がった状態。条件としては最高!ですね。ここでは安心して穴開けができます。というか最初からビルダーの方にお願いしてしまいます。スリーブを通した状態で建築していただきます。これがベストです。

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