さて週末とある県北の農場に用事が有り、そのついでに現地でモキ製作所「俺のかまど」初火入れしてまいりました。
写真を見れば、こんなにちっちゃいのに、実用性あるの???と多くの方が心配されると思います。其の辺の使い勝手を報告しましょう。
まず最初からネガティブな指摘ですが
1 薪を作らなければならない
燃焼室が小さいので薪の長さは20cm以下 そんな薪用意している人は居ないでしょ。但し一回焚きつけてしまえば火持ちは良いので、普通の細割薪を半分に切断しておけば、三本分で一時間以上使える。
2 完全室内使用は厳しい
室内テーブルで焚いている写真等で紹介されてますが、どうあっても燃料は薪。どうしても焚付時、そして新たな薪の投入したては、煙が出ます。内蔵されている特許のモキプレートの威力か、あんな短い煙突で通常燃焼状態ですとほとんど煙が出ないはすごいですが。そんなわけで全く無煙というわけにはいきません。
逆に驚かされた点
1 燃焼効率良さそう
さすがに特許「モキプレート」一度火が回れば、効率良く燃えてくれます。
2 設計が絶妙
天板は羽釜用に丸い穴が空いたものを外せば四角い開口になり、焼き網など載せて使いやすい。
実際今回焼いたものを上げると、ウルメイワシなら2.3匹。小さめの金目鯛開き一匹程度。焼き鳥5-6本。赤エビ6匹、トウモロコシ1本。帆立貝一枚(羽釜用丸穴で焼く)。ムール貝6個
こうした使い方では天板を外してしまうわけで煙や火炎がそこから上がりすぎるのでは?と心配していたが・・・・本来のカマドグチを全閉にすれば火炎も煙も煙突側になびき、そうした心配なく焼ける。短いながらも煙突ドラフトとプレートの能力を計算されている設計なのだと感心した。
3 極小サイズの羽釜も美味いご飯になる
土・日二日炊いたけど 炊飯器より美味いご飯になった。
コメント
へ~、BBQの豪華版!って感じですね~。冬、これで釜飯作ってみたいなあ~。
こちらの利点は、炭でなく薪が使えること。BBQだけするのだったら専用グリルのほうが使いやすいでしょう。それに子供や大人数でBBQなんて場合は絶対に選んではいけません。
この製品は、火遊び好きの中年以上のおじさんが、(女房子供にも相手してくれないような)2、3人集まった時にこそ最高のシュツレーションですね。愚痴の一つも言い合いながら、肴を焼きつつ、チビチビ酒を飲む。これが正当「俺のかまど」の使い方と悟りました。