山ぶどう工芸品って知ってますか??

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今日もありがたいことに仕事でして、県東部の那珂川町へ、ストーブ設置への現地調査でした。

実は、呼ばれたお宅のすぐ隣(車で1分)で、長年の友人がイベントをやっておりまして、この週末にも訪問しようと思っていたので、何時もの・・一石二鳥路線の私的には、万々歳ですね。

 

ストーブの方も、土曜日アポイント無しに訪問を受けた方なのですが・・・なんかトントン拍子に進みそうな気配でした。

その後訪問した友人先というのは、ちょっと前に記事にした、北斎と同じくらい有名な「広重」の美術館が那珂川町にありまして、その一角でカフェを営む友人が年何回か企画展をやっているのです。今回は「山ぶどうバック」です。

おそらく知っている方の方が少ないと思いますので、簡単に説明すると。野生の山ぶどうの茎の繊維は、非常に丈夫です。その繊維を使って、収穫のための袋など山人は作っていたわけで、当時は工芸品というよりも実用品だったと思うのです。

しかしその手間たるや膨大でして、真面に時給計算しても、割に合わない位手間がかかるとか。

だからバックひとつが数万円するのですが、時給だと500円以下という、ミスマッチになっております。

考えれば当然ですが、雪深い里では、冬季にこうしたものを作って繁忙期の道具として備えたり、現金収入にしてたわけで、その製作コストが・・・・・現代世界に受け入れられるか・・・・微妙ではあります。

同じような物品に「からむし織」があります。おそらく縄文時代から続く服、というか布の製法ですが、その手間たるや・・・わかりやすく言えば、Yシャツ一つで数万円するんです。

 

日ごろユニクロで服を買っている方には、遠く違う世界。

デパートや紳士服屋で仕立てたりしている方にも・・・ハードルは高いかもしれません。

私もユニクロ派なんですが・・・・

良くブランドものって、私でも判る ルイビトンとかイブサンローランとかこれ見よがしに・・・だれでもわかるようにマークが入ってますが・・・・。

それよりもこの素材の存在感は・・・そんなブランドを上回っているように思うのはコウダだけでしょうか?

何十年も持ち、それごとに風合いが増していく自然素材のこの製品は、確かに化学素材なのに、やたら高い欧米のブランド品より高いのは「当然」だと思います。

富裕層が、高級ブランドを持ち歩くより、こうしたものを自慢するようになれば、日本もちょっとは面白い国になっていくと思います。

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